2023.8.29   【活動レポート】

NUG(国民統一政府)日本支部訪問

  インターバンド学生インターンの丸山です。8月中旬に代表・小峯と私は、ミャンマーの国民統一政府駐日代表事務所でソーバラテイン代表を訪問しました。 先月に2名の学生インターンが訪問した際の内容も踏まえ、政治・外交や現地の状況、日本におけるミャンマー民主化団体の活動、についてお話しを伺いました。また、ミャンマー和平にむけインターバンドが協力できることについても話し合いました。

 

日本におけるNUGの活動について

  現在日本には、約60の民主化活動を行うグループが存在するそうです。そのうち、80%程がNUG と協力しています。一方、そうしたグループとNUGの共同した活動の中で、困難もあるようです。ミャンマー国内では、民主化運動やNUGに協力した本人、またその家族が軍に逮捕されることがあります。日本にいる人々でも、ミャンマー国内にいる家族や知人への影響を恐れて、NUGと協力していることを公にすることを望まない人も多くいます。その影響で、大々的に活動ができない、活動が円滑に進まないことがあるようです。

 

ミャンマー国内の現状について

 ソーバラテイン代表から、ミャンマー国内から送られてきた写真を交えながら現地の状況を伺いました。写真には、軍が利用した数種類の化学兵器による人々の負傷や、病院が破壊された様子が写されていました。また、代表が設立・運営に関わっている教育施設の様子についてもお話しをいただきました。英語やコンピューターのスキルを学べる場所で、卒業後の大学進学を見据えたプログラムになっているそうです。

 

インターバンドの活動について

  インターバンドがミャンマー民主化支援のために何ができるかについて、ソーバラテイン代表と話し合いました。代表は、ご出身でもあるカレン族の支援に関わっていらっしゃいます。インターバンドも、タイ国境からカレン族に対してクロスボーダー支援のクラウドファンディングを行っています。ソーバラテイン代表がご存じの支援団体と協力して、支援協力ができればと話し合いました。また、NUGが関連して行うイベントに、インターバンドのインターンがボランティアとして参加を考えています。例えば、10月に池袋でFederal Festival(ミャンマー多民族祭り)の開催が予定されています。このようなイベントを通じて、インターン生と同世代の在日ミャンマー人とも交流を深める良い機会にもなります。