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■2007年タイ選挙監視

タイ選挙監視活動報告

阿部 和美

2007年12月23日(日)、タイで下院選挙が行われました。バンコクにあるANFRELと言うNGOが監視団を組織し、派遣することが決定しました。正式に決定したのは 活動開始の10日ほど前でかなり慌しいスタートとなりましたが、インターバンドは途中から参加しました。
参加者はアジア各国から集まった39人ですが、日本から参加したのは、インターバンドの阿部一人だけでした。

選挙監視活動は日本ではまだあまり知られていません。よく「選挙管理」と受け取る人がいますが、誤解です。私たちは国際監視団としてタイ選挙に参加しますが、 特に大きな権限は持っていません。政党や候補者、地元の人々、選挙管理委員会、選挙の監視をしている地元のNGOなど選挙に関わる様々な人々に会い、話を聞き、 中立な立場で、選挙が公正に、円滑に行われるよう活動します。買収や脅迫のような不正が行われていないかどうかということから、投票所の準備(投票用紙は届けられているのか、 職員に給料は支払われているのかなど)の問題まで、様々なことをチェックします。発覚した問題点は、改善可能であれば準備期間にアドバイスしたり、最終的には記者発表したりします。

タイは開発も民主化も進んでいるので、紛争地で行われるような選挙と比べれば今回の選挙は特に難しいものではありません。
ただ、タクシン元首相の追放と軍のクーデターという事件後に行われる初めての選挙ということで、タイの今後やアジア各国にとって非常に重要な選挙でした。
注目すべき点は、タイの選挙で大きな問題である買収の有無、以前大きな力を持つタクシン派と民主党との争い、タクシン派の勝利を阻止したい軍の中立性などです。

担当したのは、タイ東北部のコンケン(Khon Kaen)という選挙区です。バンコクほど賑やかではありませんが、有数の地方都市です。

レポート1(12月16日〜19日)

12月16日

夕刻、バンコクの空港到着。ANFRELのスタッフと待ち合わせをしているはずが、会えません。2時間探し回った末、ようやく発見!彼は英語が話せないので、ほとんど コミュニケーションをとれないまま、ホテルの部屋まで送ってもらい、お別れしました。部屋に着き、何をすべきか迷っていると、ホテル内のANFREL事務所(今回のために一室を借りている) から連絡が。明日寝台列車で東北部のコンケンに発てとのこと。選挙監視が初めてで何も分からないまま、とりあえず分厚い資料と身分証、コンケン行きのチケットを受け取りました。

12月17日

ホテルで朝食を終えると、ロビーでスリランカ・フィリピンから来た監視員と出会いました。午前中は、民主党の党首代行にインタビューしました。その後、民主党党首の記者会見を見学。 話し言葉は勿論書き言葉もタイ語なので、通訳してもらわないと何も分かりません。午後はバンコク担当の監視員たちと選挙管理委員会を訪れ、期日前投票の投票箱が安全に保管されているかどうかを 確認しました。保管場所は施錠され、厳重に管理されていました。夕方から、途中参加の私のためにANFRELのスタッフがブリーフィング(現状説明)をしてくれました。 日本で少しはタイの政治状況について勉強して行きましたが、日本の新聞で得られる限られた情報はほとんど役に立ちませんでした。なにより日本の新聞では、タイの政党名が日本語に訳されています。 例えばタクシン派の最大政党は「国民の力党」ですが、タイでは「PPP」です。正式には「People Power Party」です。この時代に海外の情報を日本語だけで発信するという、日本の後進性を感じました。 夜は寝台列車でバンコクを出発です。到着は早朝で、車内案内もありません。ANFRELのスタッフが駅員に事情を説明して連絡に来てくれるよう頼んでくれました。

12月18日

予定より1時間遅れてコンケンに到着。通訳を務めるタイ人の女性が迎えに来てくれました。ホテルではパートナーであるチベット人のTenzingが待っていました。 これからは、監視員2名と通訳の計3名で行動します。今日はコンケン地区の選挙区3で聞き取り調査です。右も左も分からないまま、車に乗り込みいざ出発。 慣れない仕事と、理解するのに必死の英語と、コンケンの容赦ない暑さで着いて行くのが精一杯でした。 予め、地図や政情を本に訪問地域を決め、適当な人を探してインタビューします。その人の職業、年齢によって臨機応変に質問内容を変え、その地区の状況を把握します。 政治に無関心な人や私たちに対して警戒心を抱いている人には、一見選挙には関係ないような話で徐々に心を開いてもらい、話を進めます。関わりたがらない人に対しては 無理をしたり強制したりはしません。その人が質問に答えることで生活に支障が出ないよう、最大限考慮します。このようなインタビューの手法は、Tenzingが豊富な経験から 身に着けた彼流のもので、大変勉強になりました。 夜は、PPPの演説会を見学。時間になっても集まっているのは村人ばかりで、演説が始まったのは予定より1時間遅れでした。この地域で圧倒的な勝利を得られるという自信が感じられます。

12月19日

今日は、地元のNGOと選挙管理委員会の委員長に挨拶に行きます。どんな立場の人とも良い関係を築くことは、重要人物を紹介してもらえたり情報を教えてもらえたりする可能性があるので 活動上欠かせません。ただし良い関係と言うのは、あくまで監視員という中立的な立場の枠内でです。その後、選挙区2で聞き取り調査。選挙区2は移動にかなりの時間がかかるため、 選挙当日は訪れることが出来ません。最初で最後の調査です。 タイは仏教が盛んな国で、どんな小さな村にも必ずお寺があります。たくさんの出家者がいますが、彼らには選挙権がありません(日本は選挙権があります)。村人たちの精神的な支えである 出家者は、国の行く末を決める政治に干渉できないということです。村人たちの政治について相談を受けるお寺もあれば、一切政治の話をしないお寺など、お寺によっても様々です。

活動表
12/18 10:00-15:45 選挙区3にて聞き取り調査
・小学校の教師兼投票所のスタッフ
・商店の主人
・Sawan Arun寺院の院長
・絵描き
・Barameechai寺院の院長
・村長の妻
・マーケットの魚屋
・マーケットの八百屋
・宝石店の主人
Namphong
19:00−20:45 PPP候補者のキャンペーン視察 Ban Phrakhrue
12/19 10:00-11:00 地元NGO事務所訪問 Khon Kaen
11:15-12:25 コンケン地区の選挙管理委員会訪問 Khon Kaen
15:00-17:00 選挙区2にて聞き取り調査
・商店街スポーツ用品店主人
・商店街時計屋主人
・商店街反物家主人
・商店街携帯販売店店員
・仏具屋店員
・寺院の村長
・50代村人男性
Bang Pai

多くの人々が、新しい選挙システムに未だ混乱していることが分かりました。今までは一つの政党・候補者を選ぶ仕組み(比例代表制・小選挙区制)でした。 政党と候補者の番号が同じだったので、候補者の名前が分からなくても自分の支持する政党に票を入れることが出来ました。 しかし今回は、 一つの政党と最大三人の候補者を選ぶ必要があります。当然番号も統一できないため、比例代表の投票用紙で No.4の民主党を支持する人が大選挙区の投票用紙でNo.4を選ぶと、宿敵であるPPPの候補者を選んでしまうかもしれないのです。 大選挙区制の投票用紙には、番号のみで候補者の名前はありません。

人々は軍事政権にうんざりしているようでした。クーデター以後、タイ国内の経済は著しく落ち込んでいます。 たとえ自分の反対する政党が政権をとったとしても、軍事政権よりはましだと言う答えが多く聞かれました。

買収は、既に行われているようです。ある寺院の院長は、村人から相談をうけたと話していました。複数の政党が、 一人当たり100〜300バーツ(地方の小さな食堂では、60〜80バーツでお腹一杯です)、あるいは各家庭に1000バーツの お金を渡しているということでした。院長はその村人に対し、まどわされずに自分の良いと思った政党を選ぶよう助言したそうです。

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レポート2(12月20日〜22日)

12月20日

今日は一日選挙区4の聞き取り調査です。この地域もコンケン市から遠く、のどかな街が続いています。当日は訪れることが出来ないので、問題がないかしっかりチェックします。 午前中は、北海道のように隣の家まで距離がある農村地帯を回ります。前日コンケンのNGO事務所に訪れていた農家を何件か紹介してもらい、インタビューします。 とある大きな農場を持つ農夫は、電気もガスも使わずに薪で米を炊いていました。彼は軍事政権もタクシン政権も鋭く批判し、町の買収の様子や選挙の予想などを詳しく話してくれました。 また、農薬の危険性についても直感的に理解しているようでした。午後は地元のマーケットへ。甘く味付けた焼きバナナから青物、魚、小動物をさばいたものまで何でも揃っており、 活気のあるマーケットはインタビューには最適です。宝くじ売りの女性は、軍事政権によって宝くじは秩序を乱すと批判されたため、ほとんど売り上げはないと話していました。

12月21日

朝からPPPの候補者、民主党の候補者へインタビュー。その後、コンケン市内の生活水準の低い地域で聞き取り調査。午後は仏教大学の理事長を訪問しました。 理事長はインドの大学に留学していたことがあるそうで、英語は勿論、そこでの兄弟子が日本人だったため、日本語も話していました。仏教やパートナーのTenzingが住んでいる アフガニスタンについて議論した後、再び市内の地域で聞き取り調査をし、夕方はコンケン大学で行われるキャンペーンに参加しました。 学生たちが約100人ほど行進し、買収禁止や選挙に行こうなどと訴えます。比較的年齢の低い学生たちは、あまり深く自分たちの 行動について考えていないようでしたが、政治活動に携わることを大学が促進している点は日本と大きく異なります。その後、TV放送局から選挙に向けての問題点について 取材を受けました。学生たちにもインタビューをしたかったのですが、ちょうどテスト期間中で、質問に答えてくれる学生はあまりいませんでした。また、読売新聞のバンコク 駐在員から連絡が入り、現状を伝えました。

12月22日

いよいよ選挙前日です。今日は明日回るルートを回り、その他時間の許す限り多くの投票所に訪れます。準備状況の確認をするだけでなく、責任者と話すことで 明日監視団が来るかもしれないという緊張感を持たせるのが狙いです。タイでは、選挙前夜は「犬の吠える夜」と呼ばれています。このコンケンにも驚くほど 多くの野良犬がいて夜は危険ですが、選挙前夜は多くの関係者が各家庭を訪れてお金を渡していくため、犬たちが吠え立てるのだそうです。18時以降はCooling Periodで選挙活動は禁止されています。異常が無いか確認するために夜の村を訪れると、静か過ぎるほど静かでした。ちなみに、選挙前夜は飲酒することもお酒を 買うこともできません。

活動表
12/20 10:00-18:15 選挙区4にて聞き取り調査
・農夫1
・農夫2
・農夫3
・小さな食堂の主人
・リサイクル用品の経営者
・村長の妻
・投票所のスタッフ
・マーケットカメラ販売店主人
・マーケット携帯販売店主人
・マーケットバナナ売り老夫婦
・マーケット果物売り
・マーケット洋品店主人
・マーケットくじ売り
・工場労働者の集団
Kok Pak Kung Si Choompoo
Baan Huay Jod Chum Phrae
12/21 8:00-8:50 PPP候補者No.6にインタビュー Khon Kaen
9:00-10:00 民主党地区代表と候補者No.9にインタビュー Khon Kaen
10:25-11:30 選挙区1にて聞き取り調査
・65歳の住民
・小さな食堂を営む中年兄弟
・小さな売店を営む老夫婦
・政治学を学ぶ学生
Khon Kaen
12:30-14:00 Mahachla仏教大学理事長を訪問 Khon Kaen
14:15-14:50 選挙区1にて聞き取り調査
・肉屋の主人
・自営業の元政府職員
・洋品店を手伝う学生
・70代の母と新婚の娘
Khon Kaen
16:00-18:25 Khon Kaen大学の選挙啓発運動に参加
・テレビ放送局Channel5の取材を受ける
・運動の責任者の教授にインタビュー
・男子学生にインタビュー
Khon Kaen
12/22 9:15-16:40 各投票所の視察と責任者・職員への聞き取り調査 選挙区1・3の各投票所
18:00-19:30 投票所の視察とKhon Kaen市内を巡回

選挙直前の時期ですが、選挙活動はそんなに盛んではありません。まるで選挙がないようだと言う人もいるほどです。活動が活発ではない理由としては、 今回選挙法が改正されて非常に厳しくなったために、政党側がどのような活動をして良いのか分からないのだと予想されます。

買収については、誰もがその存在を知っています。買収は確実に行われています。しかし、証拠をつかむことはできません。誰も見ていないのです。 以前タイでは、買収は盛んに行われていました。日本の田舎のように、そこには巧みなネットワークが張り巡らされ、買収は一つのシステムとして公然と行われていました。 今回は選挙法により厳しく摘発されるため、誰もオープンには行いません。しっかり口止めをし、見えないところで行われています。

二つの選挙システムは、依然として混乱を招いています。選挙管理委員会だけでなく、各政党や候補者も活動の度に注意を促しています。 65歳以上の人は、手に政党や候補者の名前や番号を書いて投票所へ行くことができます。そのことを知らない人も沢山いました。多くの家庭には テレビが普及しているので、テレビのCMを通して情報を得る人が多いようです。一方で農家の人々は、12月は収穫期で忙しいため、帰宅後に選挙や政治について 家族や友人と話す機会はほとんどないということでした。

日本ではかなりの非難をされているタクシンですが、コンケン地区では未だに根強い人気を誇っています。タクシンは都市の富裕層からお金を巻き上げ、 自分のポケットに入れると同時に、地方の人々に様々な支援をしていました。貧しい人々のために都市部に小奇麗な公営住宅を作ったり、普通は切り捨ててしまわれそうな 山間部のインフラ整備をしたり。地方や農家の人々にとって、タクシンは唯一約束を実行した人であり、自分たちに支援をしてくれた人であるのです。 聞き取り調査をしていくうちに、日本で抱いていたタイ政治の印象とは随分異なった現実が見えてきました。

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レポート3(12月23日〜24日)

12月23日

選挙当日。8時から投票が開始されるので、7時半には現場に到着し、スタートのチェックをします。私たちは、コンケン市内の軍の駐屯地内にある投票所を 始めの監視ポイントに選びました。軍の駐屯地ということで、公正に開始されるのか興味深かったからです。準備も無事終り、予定通り8時に投票は始まりました。 始まる前から、3箇所設置されている投票所にはずらりと有権者の列ができていました。1つの投票所では若者が多く、投票に慣れていないのか投票用紙を折りたたまずに 投票箱に入れようとし、投票所のスタッフに注意されることが度々ありました。その後、地区1と地区3の12地域の投票所を訪れました。特に大きな問題はありません でしたが、ある投票所で年配の男性が新しい選挙システムに混乱し、投票用紙を破り捨ててしまったという情報がありました。終了は、10箇所の投票所を抱える コンケン大学で迎えました。多くの学生が投票に来ていましたが、15時で締め切らなければいけないのに、14時55分になってもまだ自分の住民番号を探しています。 結局その学生が投票するのを待ち、5分ほど延長してしまった投票所もありました。開票作業も、多少混乱しているスタッフもいましたが、全体的には問題なく 進みました。開票作業を見届けて、次は期日前投票の開票作業が行われている所を視察し、最後に国外から送られてきた投票用紙の開票作業を視察しました。 特に思い入れのある訳ではないタイの政治ですが、一票一票読み上げられて候補者に票が加えられていくのは、とても興奮します。一通りの監視を終えると、休むまもなく ホテルでレポートを作成します。なんとか終わらせて寝台列車に飛び乗り、明日の報告会の為にバンコクに向かいます。

12月24日

バンコク到着は予定より3時間遅れて、こちらのホテルでもほとんど休む時間がありません。ホテルには続々と監視員が到着し、みなほっとした顔で 再会の挨拶をします。午後からは報告会です。コンケン地区からは上記のような新システムへの混乱、買収の様子、軍事政権に変わった途端に経済が落ち込んだために 多くの村人たちが軍事政権から新政権への移行を望んでいることなどを報告しました。選挙当日に分かった一番の問題点は、多くの投票所の責任者を村長が兼任している という点です。村長は、責任者もしくはガードマンとして必ず投票所にいました。村長は村人の顔を知っています。ことによると、誰にどの政党からお金を渡っているかを 知っていたり、自分が村人にお金を配っていたりしたかもしれません。村長がそこにいることで、村人は大きな精神的重圧を受けているかもしれないのです。そのために自分の 本当に支持する政党・候補者に投票できないかもしれません。

他地区の報告では、投票所の時計が狂っているために時間通り始まらなかった、一人で投票のプロセスを終えられない老人が困っていた、一日中立ちっぱなしの ガードマンは70歳の老人で自分より若い人の世話をしていた、投票所が新しくなり(意図的な変更かもしれません)場所が分からない有権者が多発した、などの問題が寄せられました。 南部では戒厳令下での選挙となり、有権者は緊張感や恐怖感の中での投票となりました。軍人たちが町中に溢れていたようですが、大きな問題は無く、無事 終了しました。タイは日本よりずっと投票率が高いのですが、南部では90%を越え、特に高かったそうです。 買収については、存在は確信しつつも誰も証拠を見つけられないままでした。

全員が一連の任務を無事終えることが出来ました。結果的にタクシン派が勝利を収めましたが、今後もタイの情勢を見続ける必要があります。

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初めての選挙監視を終えて

始めは訳が分からず、ついていくのに必死でしたが、パートナーの姿勢から少しずつ学ぶことが出来ました。 興味深かったのは、予想以上に「アジアの監視団」がタイの人々に好印象だったことです。聞き取り調査をすると、 時々「おまえは誰だ?」と聞かれます。「政府側か?NGO側か?」そのような時は、私たちの組織と目的をていねいに説明します。 同じアジアの国で、同じ文化を共有しているから、より理解できる。そういう考えが多くの人にあるようです。西欧の監視団の場合、 残念ながら文化や価値観を理解できずに無配慮な行動をとってしまうことがあります。アジアの様々な国の人が集まってアジアの国の 選挙を見守る、その意味は想像以上に大きいようです。また、仏教国日本ということが、特に寺院で話のきっかけになることがあり、 同じ仏教の国だから・・・という安心感や共感があるようでた。

日本で活字から得られるのとは異なる、生きた政治を理解することができた貴重な体験でした。タイでは、バンコクと地方で全く 異なる二つの社会が形成されています。政治に対する考え方も、経済状況も異なり、今まで交わることがなく存在してきたと NGO代表は話していました。そのようなタイが再びタクシン派の下でどのような国づくりを行うのか。今後も目が離せません。

こちらもご覧ください→活動の様子

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