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小型武器問題とは 
2001年 ニューヨーク小型武器会議 | 2004-2005年 JANSAの設立団体としての活動 | IANSAとの連携 |
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■小型武器プロジェクト

◆小型武器問題とは

1.小型武器とは

 小型武器とは、簡単に持ち運べて、誰でも使うことの出来るような武器です。具体的には、
@1人で使うピストルや自動小銃などの小火器(Small Arms)、
A1人から3人で使う機関銃や迫撃砲、小型ミサイルなどの軽兵器(Light Weapons)、
B手榴弾や地雷などの爆発物と弾薬 を指しています。中でも代表的な小型武器が以下のものです。
AK-47(カラシニコフ)と呼ばれるアプトマットライフルが、1947年にソ連で開発されて以来冷戦時代を通して世界各国で使用されました。1974年にAK-74が開発されて以降AK-47が中古品として世界各国に破格な値段あるいは無償で輸出され、現在では世界中で3千万丁から5千万丁出回っているといわれています。
アメリカで開発されたM-16という小口怪銃が、AK-47と同様に世界中に輸出されています。貫通能力に優れ使用が簡単なため、アメリカが支援する国家・交戦団体を中心に世界中で広く使用されています。

2.小型武器はなぜ世界中に広まったのか


@冷戦時の副産物
冷戦時には7000万丁以上の小型武器が生産され、大国がそれを紛争地帯に大量に投入しました。また冷戦後は特に旧東欧諸国で不要となった大量の中古小型武器が、現在の紛争地に安価で輸出されています。
A取り残された小型武器軍縮

小型武器は核兵器や化学・生物兵器のような大量破壊兵器と異なり、国際的な規制がないまま放置されている状況にあります。しかしその背景には、小型武器の輸出入は非合法取引が多く、実態が不明であるという問題があります。ミクロ軍縮の視点からも、小型武器は小さくて隠しやすいため、除隊した兵士からの回収が進まないという問題もあります。
B安く製造でき、簡単に使用できる

小型化・軽量化した武器は、安価なため大量生産でき、反政府軍や犯罪組織でも大量に取得することが可能です。使い方と手入れが簡単なのに壊れにくく耐久性に優れているため、紛争が終了した後も残る、つまり半永久的に使用される武器であるともいえます。
C国家の治安能力・規制能力の欠如

紛争当事国は、政府自身の軍備管理能力が欠けていたり小型武器削減に非協力的であったりなど、問題への対応が難しい状況にあります。さらに小型武器の拡散による治安の悪化は、市民に自衛のため小型武器を持たせてしまうという悪循環をもたらします。


3.小型武器の問題点


 現在の武力紛争において実際に使用されて多くの人命を奪っているのは、これまで注目されてきたような核兵器や化学・生物兵器などの大量破壊兵器やミサイルではなく、過剰に世界に出回っている小型武器となっています。実際に1990年代に起こった49の武力紛争のうち、46は小型武器が主要兵器として用いられたもので、その犠牲者は1年に約50万人といわれています。しかし小型武器の問題は、その被害状況の深刻さにとどまらず、他にも様々な問題を引き起こしていることにあります。


@子ども兵の増加
 小型化・軽量化し扱いやすくなった小型武器は、子ども兵増加の一因ともなっています。子どもは洗脳しやすく軍隊に対して従順であるため、紛争地域では、小型武器が扱える年齢(10歳前後)の子どもたちが強制や半強制的に徴兵されることがあります。また貧困から脱却する手段としてやむを得ず参加したり、両親によって入隊させられる例もあって、子ども兵は現在に至るまで増加の一途をたどり、現在世界で30万人以上といわれています。
A除隊兵士のアイデンティティの喪失
 紛争後の平和構築において、除隊兵士からの小型武器回収は、コミュニティの治安確保や元兵士の社会復帰という側面から重要な問題であると言えます。しかし子どもの頃から戦ってきた兵士にとって、武器の回収はアイデンティティの喪失を意味し、紛争後の社会やコミュニティの中に溶け込めず、元兵士の精神不安定とコミュニティ内での対立や武器の再所持による治安の悪化など、様々な問題を引き起こしてしまうことがあります。
以上のように、小型武器問題の解決は、平和構築の様々な分野においても必要不可欠な要素となっています。

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