INTERBAND

For Peace-Building&Democratization


バングラデシュ選挙監視報告

2008年12月29日、2001年以来7年ぶりとなるバングラデシュ総選挙が行われました。 民主的な政治を目指しながらも、BNPとAwami Leagueの二大政党による腐敗した政治抗争が長年続いたバングラデシュでは、 これまでの争いに終止符を打ち、新たな政治を始めるべく、暫定政府が約2年を費やして今回の選挙のために準備をしてきました。 政党間の争いの種ともなっていた選挙の公平性が主要課題であったため、国際選挙監視団の重要性が非常に高い選挙となりました。 活動報告は、こちらをご覧ください。

バングラデシュ選挙監視活動報告

ネパール制憲議会選挙監視活動報告

2008年4月10日、2度の延期の末、ネパールで制憲議会選挙が行われました。 マオイストによるテロ行為の頻発や南部タライ平原の治安悪化を受け、直前まで選挙の実施が危ぶまれていましたが、 西欧諸国の予想に反して、極めて平和裏に自由・公正な選挙が行われました。

王政の行く末やマオイストの国政参加、タライ平原のマデシ族によるストライキやチベット問題の影響など、何層もの問題が 複雑な勢力と絡み合って迎えた小国の選挙に世界中の注目が集まる中、汎アジア選挙監視NGOのANFRELは22ヶ国から約100人の 監視員を派遣し、最大規模の監視活動を行いました。InterBandからは首藤と阿部がSTO(短期監視員)として参加しました。

EUやアメリカのカーターセンターのような西欧諸国の監視員が多い中、ANFRELの活動は高い評価を受けました。


タイの選挙監視活動に参加しました

2007年12月23日に実施されたタイの下院選挙の監視活動に、12月16日から25日まで参加しました。

本来タイのように、アジアでそれなりに民主政治の伝統や歴史のある国に対しては国際選挙監視団などは派遣しないのですが、 今回はタクシン政権が軍事クーデターにより崩壊して以来初の選挙です。軍政を経て、ようやく民政を再生させる選挙ということで、 海外のNGOや専門家も参加して、選挙監視が行われました。

これまでインターバンドがアジアの民主化推進・選挙監視などで協働してきた、バンコクに本部を置くANFREL(Asian Network for Free Elections) がアジアの平和構築・人権・人道関係NGOに呼びかけて、今回の国際選挙監視が実現しました。 アジア各国から38名が参加し、それぞれ主に二人一組で19地域を担当しました。 参加者の出身国は、インド、カンボジア、タイ、ビルマ、東ティモール、インドネシア、フィリピン、スリランカ、チベット、モンゴル、日本等、実に様々でした。

インターバンドは東北部のコンケン(Khon Kaen)地域を担当しましたが、最初のブリーフィングに間に合わず、途中から参加しました。



ANFRELの活動が、タイの新聞『Nation』(07.12.26)で紹介されました。コンケンでの私たちの活動も、地元のTV局やラジオ局から取材を受けました。




報告会「パキスタン地震から一年を経て −現状と課題−」
督永氏による報告会が開催されました

11月27日に、督永忠子さんによる報告会「パキスタン地震から一年を経て−現状と課題−」が開催されました。 震災直後から継続して村落支援に携わってきた督永さんは、現地での活動経験を通して、パキスタン地震に関わる国際支援活動の諸問題点を指摘しています。

古着など日本からの支援物資は足が遅く、またコストが高い割には現地ではさして用をなさないこと。 被災者支援キャンプでは、衛生管理に最低限必要な上下水の分流や、イスラム文化では特に重要な男女区画の分離・遮蔽が十分になされていないこと。 金銭の関わる援助で重要なのは、ただ政策的に支援金を与えることではなく、労働の対価として相応の賃金を支払うことが地域社会のモラール維持の為にも重要であること。

また何より、援助側が効率性を重視する反面で、現地の文化風習に対する理解が不足しており、被災者のストレスや現地社会との軋轢を生みかねないこと。 そして、立場の弱い被災者であるからこそ、その立場・視点に立った支援が望まれることなど、これからの災害支援活動への積極的なアドバイスも提示されました。



また、講演後の質疑では、被災した女性・寡婦の苦労や連帯についての質問が出ました。

夫を失った女性が親戚と再婚せざるを得ない状況や、政府の支援金目当ての親族の圧力など、さまざまな現実の社会問題も説明がありました。 そして、このような震災の悲劇はパキスタンのような遠い国の問題でなく、いつ何時、私たちの身に降りかかるかも知れないという認識と準備が必要との専門家のコメントもフロアからありました。



「パキスタン地震から一年を経て −現状と課題−」
督永氏による報告会開催

2005年10月8日、パキスタン北東部を襲ったマグニチュード7.6の地震は確認されるだけで8万以上の死者、400万人を超える被災者を生み出しました。震源地・被災地が紛争を抱えたカシミール、北西部辺境自治州、そして何よりも峻厳な山岳地帯のため援助は難航しました。一年が経過し、国際社会の関心が薄れ、外国からの援助も激減する中で、被災地は今、冬を迎えようとしています。


インターバンドでは今年6月、これまでの選挙監視活動などでのかかわりから、運営委員の首藤信彦によるファクトファインディング調査が行われました。当時は地震から半年以上たっていましたが、山間部では地震による粉砕の様子が生々しく残っていました。

そうした山間地の村落の支援に、震災直後から息長く取り組んできた督永忠子(とくながただこ)さんが、一時帰国し、厳しい現地の状況、政府の対応、今後の援助の課題について、現地映像とともに報告いたします。

貴重な情報を共有すると同時に、災害に対するNGOの援助のあり方を考えるためにも、ぜひ広範な皆様のご参加を期待します。

報告会「パキスタン地震から一年を経て −現状と課題−」

日時:11月27日(月曜)18:30〜20:30
場所:かながわ県民センター 1501号室(15階)
横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2(横浜駅より徒歩5分)
地図:http://www.kvsc.pref.kanagawa.jp/center/areamap.html
報告者:督永忠子
司会:首藤信彦(インターバンド運営委員)
参加費:無料
主催:(特定非営利活動法人)インターバンド
共催:日パ・ウエルフェアー・アソシエーション(NWA)
申込:インターバンド事務局まで、Eメールかファックスにてご連絡ください。
Email:info@interband.org FAX:045(439)4004



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