INTERBAND

For Peace-Building&Democratization


■2003年3月イベント情報

「平和構築へ向けたNGOの取り組み」

勉強会の様子

去る13日(木)、都筑コミュニティ・フォーラムにおいてインターバンド勉強会「平和構築へ向けたNGOの取り組み」が開催されました。 今回は、カナダNGO「Alternatives」からの研修生Nadine pedersonさん、そして「キッズゲルニカ」事務局の星野圭子さんから、国境を越えた民間レベルの平和の構築に寄与する活動をご紹介いただきました。

Nadineさんからは赴任した南アフリカの経験から、大会社のメディアによらない草の根の人々の声をどのように情報社会の中に発信していくかの事例を紹介していただきました。Alternativesは現在のメディアが北アメリカにますます集中する傾向にあることを憂慮し、30歳以下の若者を対象に6週間のトレーニングを行い、3ヵ月半Alternativesのパートナーである途上国および紛争国にその若者を派遣し、現地のNGOや草の根の団体に対し、ウェブサイトの作成方法、記事の書き方や情報の発信方法を教えるプログラムを行っています。

Nadineさんはそのプログラムを通して「現地の側に立って報道する視点を身につけることができた」と報告していました。さらにその経験を通して、アメリカによるカリブ海諸国の自由貿易協定の影響や、カナダの農地における遺伝子組み替え作物の流出についてなど、様々な社会問題を扱った記事をネットを通して発信するようになったそうです。

Nadineさんの報告に対し、ネットを通した様々な情報発信のあり方について参加者から質問が投げかけられ、メディアによる平和構築の果たす役割について有意義な意見交換の場となりました。

次に「キッズゲルニカ」の星野さんからは、ピカソが描いた作品「ゲルニカ」と同じサイズの絵を子ども達が描く活動を通じて、子どもたちがイメージする平和がどのようなものであるか、また絵を制作する過程で子どもが平和についてどのように学んでいるか、という報告がなされました。

4人という少ないスタッフのNGOがここまで大きな活動を展開できるのは、関わった人が一番楽しい時間を共有し、子どもたちの変化していく様子を目の当たりにできるからだ・・という話から、NGOの活動を続ける秘訣を教えていただきました。また、平和の文化を育てる活動は、一朝一夕でなされるのではなく、子どもの成長を待つ、ゆったりとした時間と空間が必要である、ということを星野さんは語ってくださいました。最後に、バリ島で製作された3.5メートル×7.8メートルの絵を会場に広げ、参加者は作品を堪能することができました。(了)

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